条文・判例・学説を体系的に整理
関数の連続性と微分可能性の非含意
関数f(x)が開区間上で連続であっても、導関数が存在するとは限らない(f(x)=|x|はx=0で微分できない)。
微分可能性による連続性の保証
導関数f′(x)が開区間上で存在するならば、関数f(x)はその区間上で連続である。
導関数の連続性の有無
導関数f′(x)が開区間上で存在しても、導関数f′(x)が連続であるとは限らない(f(x)=x²sin(1/x)、f(0)=0は、導関数がx=0で不連続)。
連続な関数の定積分の存在
関数f(x)が開区間I上で連続ならば、a<c<d<bを満たすc, dに対し、閉区間[c, d]上で連続だから定積分∫f(x)dx(cからd)が存在する。
定積分の存在と関数の連続性の非含意
閉区間上でリーマン積分可能な関数が連続とは限らず、閉区間上で有界かつ不連続点が有限個の関数はリーマン積分可能である。
階段の上がり方とフィボナッチ数列
1歩で1段又は2段上がるとき、n段の上がり方の数x_nは、x_n=x_{n−1}+x_{n−2}(x_1=1, x_2=2)を満たす。
階段の上がり方の漸化式による計数
1歩につき1段又は2段上がるとき、n段の階段の上がり方の数x_nは、最後の1歩が1段か2段かで分けて x_n=x_(n−1)+x_(n−2)(x_1=1、x_2=2)を満たし、x_10=89である。
コーシー・シュワルツの条件付最大値
1/x²+1/y²=1のとき、関数f(x,y)=1/x+1/yの最大値は√2である。
指数関数型曲線の対数微分と接線
x>0で定義された関数y=x^xのグラフ上の点(1,1)における接線の方程式は、y=xである。
ランベルトのW関数の微分係数
y・e^y=xで定まるW(x)について、両辺をxで微分すると W′(x)(1+W(x))e^W(x)=1 であり、x=eのときW(e)=1であるから、W′(e)=1/(2e)である。
三角関数の加法定理による二角の和
tan(α+β)=(tanα+tanβ)/(1−tanα・tanβ)であり、tanα=3、tanβ=2で0°<α+β<180°のとき、α+β=135°となる。
漸化式で定義された点列
漸化式a_{n+1}=(b_n+1)/a_n、b_{n+1}=(a_{n+1}+1)/b_nで定義される点列(a_n,b_n)は周期5で循環し、100点中60個が原点からの距離3以下となる。
n乗根の大小比較
√2、∛3、⁵√5、⁶√6、⁷√7の中で最大値は∛3である。
2進数展開と数列
xₙ₊₁=2xₙ−[2xₙ](2xₙの小数部分)で定義される数列は、x₁=0.1のとき、第2項から0.2、0.4、0.8、0.6と周期4で循環する。
ガウス積分とその一般化
広義積分∫_0^∞ exp(-x^2 y)dx=√π/(2√y)の両辺をyについてn回微分してy=1とおくことで定積分I_n=∫_0^∞ x^(2n)exp(-x^2)dxの値が求められ、n=2ではI_2=3√π/8となる。
放物線と三角形の面積関係
放物線y=(x-a)(x-b)(a<b)とx軸で囲まれる図形の面積Sは(b-a)³/6であり、放物線上で接線の傾きが0になる点Pと点A(a,0)・B(b,0)を頂点とする三角形ABPの面積Tは(b-a)³/8であるから、3S=4Tの関係が成り立つ。
クロソイド曲線の性質
クロソイド曲線は接ベクトルの大きさが1で、曲率半径がパラメータsに反比例する曲線である。
リプシッツ連続の定義
関数f(x)が区間[a,b]でリプシッツ連続であるとは、ある正の定数Lが存在して全てのx1,x2に対し|f(x1)-f(x2)|≦L|x1-x2|が成り立つことである。
絶対値関数のリプシッツ連続性
g(x)=|x|は任意の区間でリプシッツ連続である。
平方根関数のリプシッツ連続性
h(x)=√|x|は0を含む区間ではリプシッツ連続でないが、0を含まない区間[1,2]ではリプシッツ連続である。