条文・判例・学説を体系的に整理
出資の履行をした有限責任社員の責任
有限責任社員は、その出資の価額(既に持分会社に対し履行した出資の価額を除く)を限度として、持分会社の債務を弁済する責任を負う。
無限責任から有限責任に変わる社員の責任
無限責任社員が有限責任社員となった場合であっても、当該有限責任社員となった者は、その旨の登記をする前に生じた持分会社の債務については、無限責任社員として当該債務を弁済する責任を負う。
持分会社の自己持分譲受けの禁止
持分会社は、その持分の全部又は一部を譲り受けることができない。
業務非執行社員の持分譲渡
業務を執行しない無限責任社員が持分の全部を他人に譲渡するには、定款に別段の定めがない限り、他の社員の全員の承諾が必要であり、業務を執行する社員全員の承諾のみでは足りない。
有限責任社員の責任誤認行為
合資会社の有限責任社員が、自己を無限責任社員であると誤認させる行為以外の方法でその責任の限度を誤認させたときは、その誤認に基づいて合資会社と取引をした者に対し、誤認させた責任の範囲内で会社債務を弁済する責任を負う。
加入社員の加入前債務に対する責任
持分会社の成立後に加入した社員は、その加入前に生じた持分会社の債務についても、弁済する責任を負う。
社員死亡による持分承継と定款変更
持分会社の社員が死亡した場合にその相続人が当該社員の持分を承継する旨の定款の定めがあるときは、当該相続人が持分を承継した時に、当該相続人に係る定款の変更をしたものとみなされる。
退社員の退社登記前債務に対する責任
合資会社を退社した社員は、その登記をする前に生じた当該合資会社の債務について、従前の責任の範囲内でこれを弁済する責任を負う。