司法試験短答式知識整理

条文・判例・学説を体系的に整理

B 重要その他憲法

一元的内在制約説と殺人の自由の批判

「公共の福祉」を人権相互の矛盾・衝突を調整するための実質的公平の原理であって全ての人権に論理必然的に内在するとする見解(一元的内在制約説)に対し、人権に対する制約を全て内在的制約として説明すると、論理的に殺人の自由や強盗の自由をも一旦人権に含めた上で制約の可否を議論することになり、一般的な理解と整合しないとの指摘は、その見解への批判となっている。

一元的内在制約説は、「公共の福祉」を人権相互の調整原理として全ての人権に内在するものとする。制約を全て内在的制約として説明すると殺人の自由等をも一旦人権に含めることになって不合理だという指摘は、この見解の帰結の問題を突く批判である。

トピック

関連条文

憲法第13条e-Gov↗

文献出典

  • 芦部信喜(高橋和之補訂) — 憲法 第8版(岩波書店、2023)

キーワード

出題履歴

試験年度科目問題番号
司法試験2025年憲法第1問(公共の福祉)
予備試験2025年憲法第1問(公共の福祉)