司法試験短答式知識整理

条文・判例・学説を体系的に整理

前へ10,858 / 14,461次へ
A 必須判例刑法

わいせつ文書頒布罪と芸術的価値

わいせつな内容を含む書籍であっても文芸的・思想的価値があることをもって直ちにわいせつ文書頒布罪の成立が否定されるわけではなく、同罪の犯意の成立には問題となる記載の存在の認識とこれを頒布販売することの認識があれば足りるから、販売の目的が作品の価値を社会に主張することにあったとしても同罪は成立し得る。

最大判昭和32年3月13日(チャタレイ事件)は、犯意の成立には問題となる記載の存在の認識とこれを頒布販売することの認識があれば足りるとし、「作品の誠実性必ずしもその猥褻性を解消するものとは限らない」とも述べた。

昭和32年3月13日最高裁大法廷刑集11巻3号997頁(猥褻文書販売)

トピック

判例

裁判所日付収録事件名
最高裁大法廷昭和32年3月13日刑集11巻3号997頁猥褻文書販売

キーワード

出題履歴

試験年度科目問題番号
司法試験2022年刑法第2問(わいせつ罪)
予備試験2022年刑法第6問(わいせつ罪)