A 必須その他刑法
あてはめの錯誤と故意
客観的にわいせつな文書の意味内容を理解しつつも刑法上のわいせつ文書に該当しないと考えた場合、それは違法性の錯誤にすぎず、わいせつ物頒布罪の故意は否定されない。
最大判昭和32年3月13日(刑集11巻3号997頁、チャタレイ事件)は、記載の存在の認識と頒布販売の認識があれば足り、わいせつ性の認識までは要しないとした(刑法38条3項参照)。
昭和32年3月13日最高裁大法廷刑集11巻3号997頁(猥褻文書販売)
トピック
関連条文
判例
| 裁判所 | 日付 | 収録 | 事件名 |
|---|---|---|---|
| 最高裁大法廷 | 昭和32年3月13日 | 刑集11巻3号997頁 | 猥褻文書販売 |
文献出典
- 山口厚 — 刑法総論 第4版(有斐閣、2025)
キーワード
出題履歴
| 試験 | 年度 | 科目 | 問題番号 |
|---|---|---|---|
| 司法試験 | 2017年 | 刑法 | 第3問(故意に関する諸問題) |
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