司法試験短答式知識整理

条文・判例・学説を体系的に整理

A 必須判例民法

譲渡担保設定者の返還請求権

動産譲渡担保の設定者は、特段の事情がない限り、正当な権原なくその動産を占有する第三者に対して、その動産の返還を請求することができる。

最判昭57・9・28(集民137号255頁)は、譲渡担保による所有権移転の効力は担保目的の達成に必要な範囲に限られ、担保権者による換価処分の完結前は設定者に受戻しの余地があることから、特段の事情がない限り、設定者の無権原占有者に対する返還請求を認めた。判例のこの趣旨に照らし、動産譲渡担保の設定者にも返還請求が認められる。

昭和57年9月28日最高裁第三小法廷集民137号255頁(建物収去土地明渡)

トピック

判例

裁判所日付収録事件名
最高裁第三小法廷昭和57年9月28日集民137号255頁建物収去土地明渡

キーワード

出題履歴

試験年度科目問題番号
司法試験2023年民法第16問(質権と譲渡担保権)
予備試験2023年民法第7問(質権と譲渡担保権)
司法試験2017年民法第14問(質権と譲渡担保権)