司法試験短答式知識整理

条文・判例・学説を体系的に整理

B 重要その他憲法

九条侵略戦争限定説と国際法用例の批判

「国際紛争を解決する手段としての戦争」は国際法上「国家の政策の手段としての戦争」と同義であるとして国際法上の用例の尊重を説く批判は、憲法9条1項が侵略戦争のみを放棄したとする見解には当てはまらない。

この用例論は1項の「国際紛争を解決する手段としては」を侵略戦争の意味に読む根拠であり、1項が侵略戦争のみを放棄したとする見解を支える。したがって、この批判が向けられるのは1項で自衛戦争を含む一切の戦争が放棄されたとする見解である。

トピック

文献出典

  • 芦部信喜(高橋和之補訂) — 憲法 第8版(岩波書店、2023)

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出題履歴

試験年度科目問題番号
司法試験2016年憲法第13問(憲法9条の解釈)