第7問配点 3点
民族問題や地域紛争に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものの組合せを、後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は、[№7])
ア. 1990 年代に激化したルワンダ内戦は、少数派のツチ族と多数派のフツ族の対立により生じ、フツ族によるツチ族の大量虐殺が行われた。かつてフランス植民地時代に少数派のツチ族を優遇した分断統治が行われていたことも、その対立の一因であった。
イ. 1990 年代、ボスニア・ヘルツェゴビナでは、ムスリム系住民、東方正教会教徒主体のセルビア系住民、ローマ・カトリック教徒主体のクロアチア系住民の対立が激化し、内戦となった。
ウ. スリランカ民族紛争は、多数派である仏教徒のタミル人政府に対し、少数派であるヒンドゥー教徒のシンハラ人勢力が分離独立を求めた紛争である。イギリス植民地時代にシンハラ人が優遇され、独立後にはタミル人優遇政策が採られたことが背景にある。
エ. クルド人は、トルコ、イラン、イラクなどに居住し、その大部分がイスラム教を信仰する民族である。インド=ヨーロッパ語族に属するクルド語を母語とする。自治・独立の要求が強く、シリア内戦などで多数のクルド人難民が生じている。
オ. ベルギーでは、北部のフラマン人がフランス語を、南部のワロン人がオランダ語を使用しており、両者の対立が続いてきた。北部の石炭産業の衰退も、その対立の背景の一つであった。
1. ア オ
2. イ エ
3. イ ウ
4. ア エ
5. ウ オ