第2問配点 3点
イギリスの大英博物館は、人類の歴史に関わる貴重な文化財を数多く所蔵している。しかし、近年、その所蔵品について所有をめぐる論争が起こっている。その中で、特に有名なのが、エルギン・マーブルとして知られるパルテノン神殿の彫刻群とロゼッタ・ストーンについての論争である。これらが大英博物館に収められた経緯を説明した次の文章の空欄(ア)から(オ)に入る語句の組合せとして最も適切なものを、後記1から5までの中から一つ選びなさい。(解答欄は、[№2])
古代アテネのパルテノン神殿は、アテネがローマに征服された後も、何世紀にもわたり礼拝の場として使用されていたが、17 世紀後半、(ア)とヴェネツィアの戦争で廃墟と化した。18 世紀後半には、西ヨーロッパ諸国で古典古代への関心が高まり、地中海世界への旅行者も急増していた。18 世紀末から 19世紀初頭にかけて、イギリスの駐(ア)大使であったエルギンは、神殿に更に損傷が加えられていることを確認し、神殿を装飾していた彫刻群をイギリスに移送することを計画した。当時、イギリスは、地中海制海権をめぐってフランスと戦争状態にあった。フランスの将軍(イ)は大規模なエジプト遠征を行ったが、その際に多くの研究者を同行させて、古代文明の遺跡の調査も行った。フランス遠征軍の発掘品の中には、古代エジプトの(ウ)などを刻んだロゼッタ・ストーンも含まれていた。しかし、遠征軍のエジプト駐屯中に、(エ)率いるイギリス艦隊が(オ)でフランス艦隊を撃破した。その結果、フランスの地中海支配を懸念していた(ア)は、イギリスに対して宥和的になり、パルテノン神殿の彫刻群やフランス軍の発掘品がロンドンに移送されるのを認めた。これらの文化財は、その後、大英博物館で管理・公開されることとなり、現在に至っている。
1. ア オスマン帝国 イ ラファイエット ウ 楔形文字 エ ウェリントン オ アブキール湾の海戦
2. ア ギリシア イ ナポレオン ウ 神聖文字 エ ウェリントン オ トラファルガー沖の海戦
3. ア ギリシア イ ラファイエット ウ 楔形文字 エ ネルソン オ アブキール湾の海戦
4. ア オスマン帝国 イ ナポレオン ウ 神聖文字 エ ネルソン オ アブキール湾の海戦
5. ア オスマン帝国 イ ナポレオン ウ 楔形文字 エ ネルソン オ トラファルガー沖の海戦