司法試験短答式過去問演習

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2022年 司法試験予備試験 一般教養

43問中20問選択(1問3点・60点満点)

第1問配点 3点

南アフリカのケープタウン(ケープ植民地)に関連する記述のうち、明らかな誤りを含むものを、次の1から5までの中から一つ選びなさい。(解答欄は、[№1])
1. 17 世紀から 18 世紀初頭のヨーロッパ諸国では、アジアやカリブの諸海域への進出を目的として、貿易独占権を持つ特許会社が次々と設立された。オランダ東インド会社(VOC)は、その一つであり、全盛期には他を圧倒して海上覇権を握った。ケープ植民地は、その VOC によって、アジアとヨーロッパを結ぶ航路上で最も重要な寄港地として開発された。
2. 18 世紀末、フランスは、オランダ共和国を征服し、新たにバタヴィア共和国を樹立した。その間にイギリスはケープ植民地を占領し、19 世紀初頭に正式に自国領とした。この頃、ケープ植民地には、ブール(ボーア)人と呼ばれるオランダ系植民者とイギリス人植民者が混在しており、両者の間では抗争が絶えなかった。
3. 19 世紀半ば、ブール(ボーア)人たちはケープ植民地から北方に移動して、アフリカ原住民から土地を奪って、トランスヴァール共和国とオレンジ自由国を樹立した。その後、両国で金とダイヤモンドが見つかったために、イギリス人とブール人の争いは激化し、19 世紀末から 20 世紀初頭にかけて第一次・第二次ブール戦争が起こった。
4. ケープ植民地議会議員のセシル・ローズは、ダイヤモンド鉱山・金鉱山で巨万の富を築いた後に、ケープ植民地首相となった。ローズ首班のケープ植民地で、アパルトヘイトの原型が作られた。また、ローズは、ブール(ボーア)人の植民地を狙って、隣接する広大な領域を併合し、その地をビクトリアと名付けた。
5. セシル・ローズは、学問の振興のために巨額の資金を複数の大学に寄付した。特に恩恵を得たのは、イギリスのオックスフォード大学であり、同大学にはローズの名を冠した奨学金制度やローズの銅像がある。2020 年、アメリカ合衆国で起こった Black Lives Matter(BLM)運動の影響を受けて、同大学では、彼の銅像の撤去をめぐって議論が起こった。