司法試験短答式過去問演習

過去問と解説で知識を確認

2022年 司法試験予備試験 一般教養

43問中20問選択(1問3点・60点満点)

第3問配点 3点

17 世紀から 19 世紀の日本における儒学に関する記述として明らかな誤りを含むものを、次の1から5までの中から一つ選びなさい。(解答欄は、[№3])
1. 17 世紀には、朱子学が盛んになる。藤原惺窩の下で朱子学を学んだ林羅山は、徳川家康に用いられ、その子孫の林家は儒者として幕府に仕えた。
2. 朱子学が盛んになると、それへの批判が現れる。中江藤樹の下で陽明学を学んだ熊沢蕃山は、『大学或問』で幕政を批判したとして、幕府から弾圧を受けた。
3. 朱子学を介するのではなく、古典に直接立ち返ろうとする古学派が、伊藤仁斎らによって始められた。それを受け継いだ荻生徂徠は、徳川吉宗に用いられた。
4. 18 世紀になると、国学や蘭学が勃興する。寛政の改革では、朱子学と古学派を保護するため、幕府の学問所において国学と蘭学を講じることを禁じた。
5. 水戸藩による『大日本史』編纂事業の中から、朱子学を軸に国学などを総合した水戸学が興る。19 世紀になると、会沢安(正志斎)らが盛んに尊王攘夷論を説いた。