司法試験短答式過去問演習

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2019年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第13問配点 3点

コミュニティ(共同体)に関する次の1から5までの各記述のうち,明らかな誤りを含むものを一つ選びなさい。(解答欄は,[№13])
1. ドイツの社会学者テンニースは二つの基礎的な社会類型として,ゲマインシャフト(共同社会)とゲゼルシャフト(利益社会)を対置した。前者が選択意志に基づく関係であるのに対して,後者は本質意志に基づく関係であるとテンニースは説く。
2. アメリカの社会学者マッキーヴァーは二つの集団類型として,コミュニティとアソシエーションを対置した。彼によればコミュニティは人々の共同生活の領域であり,アソシエーションは特定の目的のために組織される集団であると規定される。
3. コミュニティの属性の一つとしてしばしば,「わたしたち」という意識の存在が指摘される。社会学では「わたしたち」という意識で結ばれた集団を,内集団と呼ぶ。これに対して「わたしたち」にとって「かれら」にあたるのが,外集団である。
4. これまで東日本と西日本では,村落結合の類型が異なることが指摘されてきた。たとえば東日本では本家—分家の縦の関係に基づく同族結合が,西日本ではほぼ同等の家同士の横の関係に基づくこうぐみ講組結合が優位である,といった指摘がそれである。
5. 世界各国では今日,ゲーテッド・コミュニティと呼ばれる集合住宅地が存在感を増している。これは周囲を塀で囲み,出入口には門番を配した要塞的な住宅地であって,居住者の自発的・選択的な意志によって形づくられていることに特徴がある。