司法試験短答式過去問演習

過去問と解説で知識を確認

2019年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第14問配点 3点

家族に関する記述として明らかに誤っているものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№14])
1. 日本の社会学者戸田貞三は,1920 年の第1回国勢調査から系統的に抜き取った調査票の集計に基づいて,一組の夫婦と未婚の子供からなる小規模な家族が,当時の日本の家族形態の多数派であることを実証した。
2. アメリカの文化人類学者G.P.マードックは,世界各地の民族の比較研究に基づいて,人類の親族組織を,一組の夫婦と未婚の子供からなる「核家族」を普遍的な単位として整理・分析することを提唱した。
3. アメリカの精神分析学者E.H.エリクソンは,老年期の人間の生活を,その人だけの人生の途絶という意味での「完結」ではなく,その人の人生の価値や意味が家族や社会の中に受け継がれていく「完結」として理解するべきであると提唱した。
4. フェミニストたちは,従来の社会学が親密なコミュニケーションとそれに基づく養育の場と考えてきた近代社会の家族関係にも,差別的な関係や暴力的な支配が構造的に組み込まれていると批判した。
5. 社会の近代化が進行すると,家族形態は一組の夫婦と未婚の子供からなる「核家族」が優勢となる。21世紀における日本の国勢調査を見ても,「核家族世帯」(ひとり親と未婚の子供からなる世帯や,子供のいない夫婦の世帯を含む。)が増加し続けている。