司法試験短答式過去問演習

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2016年 司法試験予備試験 憲法・行政法

第15問配点 3点

行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。(解答欄は,アからエの順に[№30]から[№33])
ア. 不利益処分を行う行政庁に裁量権が認められる場合でも,処分の必要性と処分による不利益の内容との権衡の観点から当該処分を選択することの相当性を基礎付ける具体的な事情が認められることを要するとされることがある。[№30]
イ. 処分を行う行政庁に裁量権が認められる場合でも,処分の理由の提示に不備があったときは,当該処分の取消事由となることがある。[№31]
ウ. 申請に対する裁量処分を行うかどうかを判断するための審査基準となる通達があるときは,行政庁は,当該通達に拘束されるから,事案の性質に応じて当該通達の定めと異なる内容の処分をすることは許されない。[№32]
エ. 生活扶助の老齢加算の廃止を内容とする生活保護法による保護の基準の改定については,厚生労働大臣の専門技術的かつ政策的な裁量に委ねられている。したがって,裁判所は,厚生労働大臣による最低限度の生活の具体化に係る判断の過程及び手続における過誤,欠落の有無等の観点からみて裁量権の範囲の逸脱又はその濫用があると認められることを理由に,当該保護の基準の改定を違法とすることはできない。[№33]