第3問配点 3点
10 世紀から 11 世紀にかけてヴァイキングの子孫ノルマン人はヨーロッパから地中海世界にまで進出し,各地に政治的,文化的,軍事的影響を及ぼした。次のAからEまでの各記述は,中世にノルマン人に支配された都市に関するものであるが,それぞれが示す都市名の組合せとして正しいものを,後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№3])
A. ローマ帝国時代にキリスト教の総主教座の1つが置かれたが,中世にはイスラム勢力とキリスト教勢力の争奪の的となっていた。 1098 年,第1回十字軍に参加したノルマン貴族が攻略した。
B. フランス王家を君主に臣従したノルマン人の拠点であり,北西ヨーロッパと地中海を結ぶ商業ネットワークの要所として,イスラム系やユダヤ系商人も行き交う国際色豊かな都市となった。
C. 1066 年に征服された王国の中心的都市であった。国王となったノルマン貴族は従来の支配層の多くを追放したが,この都市が保持していた諸特権を認めた。都市の入口には王城が建設されたが,様々な同職組合によって運営される自治都市として成長していった。
D. 中世の年代記によると,ノルマン系とされるルーシの人々によって建設された。バルト海地方とビザンツ帝国を結ぶ交易路上にあり,やがてはハンザ同盟の重要拠点の1つとなった。
E. アラブ人が支配していた都市を征服したノルマン人は,アラブ文化を継承し,異教徒であっても有能と認めた人物は積極的に登用した。ノルマン王朝の下で,都市は繁栄し,人口もヨーロッパ有数の規模を誇った。
1. A アンティオキア(現アンタキヤ) B ルーアンC パレルモ D ノヴゴロドE ロンドン
2. A アンティオキア(現アンタキヤ) B パレルモC ルーアン D ノヴゴロドE ロンドン
3. A パレルモ B ノヴゴロドC ロンドン D アンティオキア(現アンタキヤ)E ルーアン
4. A パレルモ B ノヴゴロドC ルーアン D アンティオキア(現アンタキヤ)E ロンドン
5. A アンティオキア(現アンタキヤ) B ルーアンC ロンドン D ノヴゴロドE パレルモ