司法試験短答式過去問演習

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2015年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第9問配点 3点

環境をめぐる倫理思想に関する記述として最も適切なものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№9])
1. 19 世紀末のアメリカでは,保存主義(preservationism)と保全主義(conservationism)の2つの立場が対立していた。保存主義とは,人間による自然資源の効率的利用を目指すものであり,保全主義とは,自然を原生のまま保護することを目指すものである。
2. 非人間中心主義とは,古代のギリシア哲学以来の人間中心の自然観を否定し,人間は自然に全面的に服従することで,人間から独立した自然を客観的に観察し,そこで見いだされた法則を利用し自然を制御しようとする考え方である。
3. スモール・イズ・ビューティフルとは,限りある自然の資源や土地を効率的に活用することで,安定した経済成長が可能になるとした考え方である。
4. 世代間倫理とは,例えば,現世世代が無制限に成長を続けて,地球資源を使い果たし将来世代に大きな負荷を与えることを不正とみなし,将来世代の生存や権利に深く配慮すべきとする考え方である。
5. 環境正義とは,人間の自然に対する優位性を否定し,人間を自然の一部と捉え,地球に存在する様々な生物種に,人間と同様に,生存の権利を認めるべきだという考え方である。