第9問配点 3点
第一次世界大戦は,世界の在り方を大きく変えた。第一次世界大戦前後に関する各記述のうち,明らかな誤りを含むものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№9])
1. 第一次世界大戦の前後から,芸術面では自由な表現様式が噴出し,絵画のジャンルでは,表現主義,フォーヴィズム,キュービズム,未来派などが登場した。第一次世界大戦後になると,ダダイズムやシュルレアリスムも現れることとなった。
2. オスマン帝国は,何世紀にもわたって,ヨーロッパ諸国の政治配置を動かす震源の一つであった。しかし,オスマン帝国のヨーロッパ諸国に対する関係は,攻勢から次第に守勢へと転じていき,第一次世界大戦の結果,領土の大半を失って滅亡への道を歩むこととなった。
3. アメリカがモンロー主義を放棄して,第一次世界大戦に参戦し,戦後の国際連盟の結成や運営においても中心的な役割を果たした結果,現在に至るアメリカ中心の世界秩序が確立されることになった。
4. アメリカの第一次世界大戦参戦と同時期に,ロシア革命による社会主義国が誕生した。革命によって,ロシアは第一次世界大戦の戦線から離脱し,やがて一国社会主義の建設を志向するようになった。
5. アメリカのウィルソン大統領は,第一次世界大戦の講和条件として十四カ条を発表し,民族自決の原則,植民地住民の利益尊重を唱えた。第一次世界大戦後のアジアでは,中国の五四運動やインドの非暴力・非協力運動などの民族運動が活性化した。