第10問配点 3点
次の文章は,20 世紀の国際通貨体制や為替制度に関するものである。下線部(ア)から(オ)までの語句のうち,誤っているものの組合せを,後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№10])
世界大恐慌は多くの国の経済に多大な影響を与えた。各国政府は自国経済を守るために関税引き上げなどの保護貿易政策を進め,その結果,世界経済はブロック化してしまう。こうした経済のブロック化が第二次世界大戦の一因にもなったという反省から,英米など主要連合国は終戦間際に(ア)ブレトン・ウッズ協定を結び,国際的な経済協調や国際通貨体制,自由貿易に関する取り決めを行った。この協定に従って,国際通貨基金(IMF)が創設され,関税および貿易に関する一般協定(GATT)が締結されることとなった。その後しばらく,金 1 オンス= 35 ドルを基軸とした金本位制が続き,為替市場は固定相場制をとった。ドル・円レートは,当時 1 ドル=(イ) 360 円であった。しかし,1970 年代に入り,(ウ)オイル・ショックに対処するため,ニクソン大統領はドルと金の交換停止に踏み切った。この交換停止の決定が,(エ)ブレトン・ウッズ体制を崩壊させる。この時,円は増価され,1 ドル= 308 円となった。それでも固定相場制を続けることは困難であり,結局は変動相場制に移行する。その後,ほぼ一貫してドルの価値は下がり続ける。(オ)プラザ合意では,1980 年代に加速したドル安に歯止めをかけようとしたが,長期的なドル安の流れは止まらなかった。
1. ア イ
2. ア ウ
3. イ エ
4. ウ エ
5. ウ オ