条文・判例・学説を体系的に整理
ロックの労働所有権論
ロックは労働を人間が生まれつき持っている自然権の一つと捉え、労働から得た所産も各人の所有物であり国家といえども本人の同意なしにこれを奪うことはできないとした。
マルクスの唯物史観と階級対立
マルクスは労働による生産活動を歴史や社会を形成する土台となるものと見たが、資本主義社会における階級対立の克服については相互扶助的な協同組合運動ではなくプロレタリア革命を主張した。
アーレントの活動的生
アーレントは人間の活動的生を労働・仕事・活動の三類型に区分し、公共的な政治空間を形成する役割を持つのは活動であるとした。
ヘーゲルの市民社会論
ヘーゲルは市民社会を人間が互いの欲求を満たすシステムと捉えたが、この社会がもたらす欠乏と貧困を自由な経済活動で解決できるとは考えず国家による止揚を説いた。
アリストテレスの幸福論
アリストテレスは幸福を最高善とし、徳を備えた魂の活動には快楽も伴うとした。
エピクロスの快楽主義
エピクロスは「隠れて生きよ」と説いたが、身体的快楽も含めて苦痛の欠如としての平静を幸福と考えた。
トマス・アクィナスの幸福論
トマス・アクィナスは、神との合一は現世では不完全であり、来世での至福直観こそが究極の幸福であるとした。
ベンサムの功利主義
ベンサムは「最大多数の最大幸福」を提唱して社会全体の幸福総量の最大化を目指したが、個人の幸福追求が自然に万人の幸福につながるとは考えず、立法者が制裁(サンクション)によって個人の利益と社会全体の利益を一致させる必要があるとした。
J.S.ミルの幸福論
J.S.ミルは自分の幸福だけでなく他人の幸福や人類の向上を求める活動に価値を見出し、幸福はその副産物としてもたらされるとした。
条件文の真偽確認
「PならばQ」という条件に反するカードを見付けるには、Pと書かれたカードと¬Qと書かれたカードの2枚をめくって確かめればよい。
条件文の真偽確認と不要なカード
「PならばQ」に反するのは「Pかつ¬Q」の場合に限られるので、¬Pのカードは前件を満たさずQのカードは裏がPでも¬Pでも反しないからめくる必要はなく、Pと¬Qの2枚で足り、Pだけでは¬Qの裏のPを見落とし、Qをめくる場合は¬Qを欠くか不要な枚数を含む。
論理的否定の構成
「法学部と経済学部と文学部がある」の厳密な否定は、ド・モルガンの法則により、「法学部がないか、経済学部がないか、文学部がないかのどれかである」となる。
選言と連言を含む主張の否定
「文学部か法学部のどちらかに論理学と哲学が両方ともある」の厳密な否定は、文学部にも法学部にも「論理学がないか哲学がない(両方ない場合を含む)」ことである。
否定の構成(全称・選言・存在)
「全員が哲学か論理学を履修している」の否定は「哲学も論理学も履修していない者がいる」、「法学部にも商学部にも哲学がある」の否定は「少なくとも一方に哲学がない」、「哲学か文学の少なくとも一方が置かれている」の否定は「哲学も文学も置かれていない」である。
最大幸福の原理
功利主義は「社会全体の幸福の総和を最大にするような行為ないし制度・規則が善である」という最大幸福の原理を基礎とする。
功利主義の帰結主義
功利主義では、盗みや嘘であっても、それが社会全体の幸福の増大をもたらすものであるならば、善い行為と認められる。
功利主義と動機
功利主義では、行為の動機が利己的であっても、その結果が社会全体の幸福を増大させるならば善い行為と認められる。
最大幸福の原理と不幸の解消
最大幸福の原理は、不幸な人がいない社会を目指すことや、社会的弱者をなくし格差のない社会を実現することを求めるものではなく、社会全体の幸福の総和の最大化を求めるものである。
最大幸福の原理と利己的行動
最大幸福の原理は、社会全体の幸福を増大させるために各個人が徹底的に利己的に行動することを求めるものではない。
幸福追求の相互尊重と他者危害原理
同じ社会に属するメンバーが互いを尊重し、他人がその人自身の幸福を追求することを妨げてはならないとする考え方は、最大幸福の原理というよりも、他者危害原理に基づく自由主義の考え方である。