司法試験短答式知識整理

条文・判例・学説を体系的に整理

前へ9,263 / 14,461次へ
B 重要その他刑法

法定的符合説と故意の個数

法定的符合説には、故意の個数を問題とせず意図した客体と意図しない客体のそれぞれについて故意犯の成立を認める立場(数故意犯説)と、故意の個数を問題とし一個の故意からは一個の故意犯のみを認める立場(一故意犯説)とがあり、狙った客体を負傷させ意図しない客体を死亡させた場合、前者では両客体に対する故意犯が成立し、後者では故意犯としては死亡させた客体に対する殺人既遂罪のみが成立する。

故意の個数を問題としない立場では、意図した客体への未遂と意図しない客体への既遂の両方を認め得る。

トピック

関連条文

刑法第38条第1項e-Gov↗

文献出典

  • 山口厚 — 刑法総論 第4版(有斐閣、2025)

キーワード

出題履歴

試験年度科目問題番号
予備試験2016年刑法第11問(方法の錯誤)