A 必須判例刑法
抽象的事実の錯誤と犯罪の成立
ヘロインを覚醒剤と誤信して営利目的で輸入した場合、客観的事実であるヘロインの営利目的輸入罪が成立し、覚醒剤の営利目的輸入罪は成立しない。
最決昭和54年3月27日(刑集33巻2号140頁)は、麻薬と覚せい剤の両罪の構成要件は実質的に全く重なり合っているから、麻薬を覚せい剤と誤認した錯誤は麻薬輸入罪の故意を阻却せず、麻薬輸入罪が成立するとした。
昭和54年3月27日最高裁第一小法廷刑集33巻2号140頁(麻薬取締法違反、関税法違反)
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