司法試験短答式知識整理

条文・判例・学説を体系的に整理

前へ117 / 118次へ
A 必須判例憲法

憲法9条と私法上の行為

憲法9条の宣明する国際平和主義・戦争の放棄・戦力の不保持などの国家の統治活動に対する規範は、私法的な価値秩序とは本来関係のない優れて公法的な性格を有する規範であるから、私法的な価値秩序において、そのままの内容で民法90条にいう公の秩序の内容を形成し、それに反する私法上の行為の効力を一律に否定する法的作用を営むことはない。

最判平元.6.20(民集43巻6号385頁。百里基地訴訟)の判示による。同判決は、この規範は私的自治の原則、契約における信義則、取引の安全等の私法上の規範によって相対化され、民法90条にいう公の秩序の内容の一部を形成するとした。

平成元年6月20日最高裁第三小法廷民集43巻6号385頁(不動産所有権確認、所有権取得登記抹消請求本訴、同反訴、不動産所有権確認、停止条件付所有権移転仮登記抹消登記請求本訴、同反訴及び当事者参加)

トピック

関連条文

憲法第9条e-Gov↗

判例

裁判所日付収録事件名
最高裁第三小法廷平成元年6月20日民集43巻6号385頁不動産所有権確認、所有権取得登記抹消請求本訴、同反訴、不動産所有権確認、停止条件付所有権移転仮登記抹消登記請求本訴、同反訴及び当事者参加

キーワード

出題履歴

試験年度科目問題番号
司法試験2006年憲法第10問(憲法9条)