司法試験論文式過去問演習

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2008年 司法試験 論文式 環境法 第1問

問題

配点 50点

[環 境 法]

〔第1問〕(配点:50)

検察官は,以下の趣旨の公訴事実により,Aを起訴した。

「Aは,B県に隣接するC県の知事の許可を得て産業廃棄物収集運搬処理及び最終処分の事業を営む者であるが,B県知事の許可を受けないで,業として,平成20年1月から3月までの間,処分費用を無料とする一方で運搬費との名目により1回10万円を収受して,計200回にわたり,いずれもB県内にあるD外3名から処理の委託を受けた産業廃棄物である『おから』合計2000トンを収集し,運搬した上で,B県にある自己の工場において,熱処理及び乾燥をして,飼料及び肥料を製造し,もって無許可で産業廃棄物の収集,運搬,処分を業として行ったものである。」

Aの弁護人の主張としてはどのようなことが考えられるか。これに対する検察官の反論としてはどのようなことが考えられるか。それぞれについて,再生利用(リサイクル)との関係にも配慮して答えよ。

なお,「おから」は,国内において有料で(処理者に支払をして)処理が委託されている状況にあるものの,全国で発生量の5%が食用として売買され,利用されているものとする。

出典:法務省「2008年司法試験論文式試験問題」。原本PDFから本文・表・図を抽出し、字下げ・下線・枠などの体裁を保ったまま、画面の幅に合わせて折り返しています。