司法試験短答式過去問演習

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2025年 司法試験予備試験 一般教養

44問中20問選択(1問3点・60点満点)

第2問配点 3点

19 世紀以降のアメリカ合衆国の歴史に関する記述として明らかな誤りを含むものを、次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は、[№2])
1. アメリカ合衆国は、1803 年、フランスからルイジアナを購入し、西部への領土拡大を開始した。1812 年のアメリカ・イギリス戦争によりイギリスからの工業製品の輸入が激減したことで、北部では、国内投資が増えて工業化が進み、保護関税政策を求める声が高まった。
2. 南部では、黒人奴隷を使役して輸出用の綿花を栽培する農場主が、自由貿易を要求した。1840 年代には、西部のテキサス、オレゴン、カリフォルニアが新たに領土となった。西部への領土拡大が進むと、奴隷制をめぐって北部と南部の対立が激化し、南北戦争に発展した。
3. 南北戦争は長期化し、南北双方に多数の死者を出したが、人口や経済力に勝る北部が優位となり、1865 年に南部が降伏した。奴隷制は廃止されたが、解放された奴隷には、白人の土地で綿花を栽培する小作人(シェア・クロッパー)となった者も多かった。
4. 南北戦争後の経済発展を支えたのは、移民労働力であった。19 世紀半ばまではロシアやイタリアなど東欧・南欧からの旧移民が中心であったが、 19 世紀末にはアイルランドをはじめとする西欧・北欧からの新移民が大量に流入し、中国系移民の受入れも進んだ。
5. 同じく 19 世紀末に、急速な都市化・工業化が進行すると、労働運動や農民運動も高揚し、1886年にはアメリカ労働総同盟(AFL)が結成された。また、独占資本の支配や政治腐敗を批判して社会改革を求める革新主義の機運も高まり、1890 年にはシャーマン反トラスト法が制定された。