司法試験短答式過去問演習

過去問と解説で知識を確認

2025年 司法試験予備試験 一般教養

44問中20問選択(1問3点・60点満点)

第13問配点 3点

次の(a)から(d)までの4つの段落からなる文章には、複数の推論関係が含まれている。それらの推論関係に関する後記アからカまでの各記述のうち、正しいものの組合せを、後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は、[№13])
(a)レストラン・チェーンのQは、 2020 年 1 月にいわゆる「バイトテロ」によりネット炎上に遭遇したが、Qの場合、他の類似のケースと比べると炎上の程度は軽微で、また早期に事態を収拾することができた。具体的には、SNS への否定的コメントの投稿数を見ると、通常の炎上ではピーク時には一日当たり 10 万件台、炎上の収束までの総数では 50 万件近くになることも珍しくないが、Qの場合はピーク時でも 5 千件、炎上の収束までの否定的コメントの投稿総数は 1 万件余りだった。
(b)この間のQの対応を見てみると、問題の動画の投稿から 4 時間後に本部がそれを把握し、謝罪のコメントを出している。そして翌日には動画を投稿した従業員の処分と、再発防止策を発表している。他の事例と比べると、Qはきわめて早く対応していたことがわかる。
(c)このQの事例から言えるのは、SNS での反応を軽視せず、否定的なコメントが増え始めた時点で直ちに状況を把握し、企業として事態にどう対処するかを公表するなど、早期の対応をとることが炎上に対して効果的であるということだ。
(d)ブランドイメージを守るためにも、いかなる企業も同様の対応をとれるよう、社内での体制を整えるべきであろう。
ア. (a)と(b)が前提となり、(c)を結論として導出する、演繹という推論関係が成立している。
イ. (b)と(c)が前提となり、(a)を結論として導出する、演繹という推論関係が成立している。
ウ. (a)という事実から(c)という仮説を形成する、推測という推論関係が成立している。この推論関係において、(b)は推測を補助する前提となっている。
エ. (b)という事実から(c)という仮説を形成する、推測という推論関係が成立している。この推論関係において、(a)は推測を補助する前提となっている。
オ. (c)という前提から(d)を結論として導出する、価値評価の推論関係が成立している。(a)及び(b)は、導出を補助する前提となっており、推論を妥当なものとしている。
カ. (c)という前提から(d)を結論として導出する、価値評価の推論関係が成立している。ただし、この推論が妥当であるために必要な前提は文章中で明示されていない。
1. ア ウ オ
2. イ エ カ
3. イ ウ カ
4. ア エ カ
5. イ ウ オ