司法試験短答式過去問演習

過去問と解説で知識を確認

2022年 司法試験予備試験 一般教養

43問中20問選択(1問3点・60点満点)

第5問配点 3点

和食は、2013 年にユネスコ無形文化遺産に登録された。米や魚、野菜、山菜など地域の食材を多用し、味付けには「だし」が使われることなどに特徴がある。日本列島の風土の違いに対応して、各地で独特の郷土料理が発達した。日本各地の郷土料理に関する説明のうち、明らかな誤りを含むものを、次の1から5までの中から一つ選びなさい。(解答欄は、[№5])
1. 津軽地方の郷土料理に「じゃっぱ汁」がある。「じゃっぱ」とは「雑把」の意味で、魚の「アラ」を指している。寒海魚であるタラが使われることが多く、ネギや大根などの野菜とともに煮込んで作る。
2. 「カツオのたたき」は、カツオを用いた魚料理の一つで、表面を軽くあぶって冷やし、薬味とたれをかけて食す。「土佐造り」ともいわれ、高知県の郷土料理の一つである。カツオは、暖海性の回遊魚で、高知県のみならず鹿児島県から宮城県にかけての漁港で多く水揚げされる。
3. 「カキの土手鍋」は広島県の郷土料理である。味噌を鍋の内側に土手のように盛り、その中でカキや豆腐、白菜などを煮込んで作る。カキの養殖の歴史は古く、江戸時代以前に遡ることができるという。2020 年の統計では、広島県のカキの生産量は全国一位であった。
4. 「ソーキ汁」は沖縄県の郷土料理である。「ソーキ」とは豚のあばら肉のことで、「梳(すき)」がなまったものといわれる。昆布や大根などと煮込んで作る。昆布は沖縄県で生産されたものが使われる。
5. 「鯖寿司」は九州から北陸地方まで広く見られる郷土料理である。京都では、日本海側の若狭湾で水揚げされ、一塩してから運ばれたものが使われてきた。そのため、若狭と京都を結ぶ街道は「鯖街道」とも呼ばれた。