司法試験短答式過去問演習

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2022年 司法試験予備試験 一般教養

43問中20問選択(1問3点・60点満点)

第21問配点 3点

次の文章は、依頼人Pが請負人Aに業務の遂行を依頼するプリンシパル・エージェントモデルについての説明である。これを読み、Pが設定する基本給w及びボーナス給bの値として最も適したものを、後記1から5までの中から一つ選びなさい。(解答欄は、[№21])
Aは、Pから業務の遂行を依頼された時点で、業務を遂行するかしないかをまず選ぶ。業務を遂行しない場合は、Aは別の依頼人Qの業務を引き受けて 20 の給与を受け取る。PとQの両方の業務を引き受けることはできない。Pの業務を遂行することを選んだAは、更に努力するかしないかを選ぶ。努力する場合は、Aには努力するコストが 10 発生する。業務の成果はSかLかのどちらかであり、Pにとって、Lの方が収益が高い。Aが努力すれば、確率 75%で業務の成果がLとなる。Aが努力しない場合は、業務の成果がLとなる確率は 25%である。Aが努力することを選んだかどうかはPには分からないので、Pは成果に応じてAに給与を支払う。まず、業務が遂行されれば、Pは基本給としてwをAに支払う。さらに成果がLであるときにはボーナス給bを追加的に支払う。Pは、このwとbに関する条件を事前にAに提示して、業務の遂行を依頼する。業務を遂行し努力することを選んだ場合のAの利得は、受け取った給与から努力するコスト 10 を差し引いたものである。業務を遂行し努力しないことを選んだ場合のAの利得は、受け取った給与である。PもAも、自分の期待利得を最大化するように意思決定する経済主体である。ここでは、Pは、Aが努力するために必要最低限のボーナス給bを、かつ、AがQの業務を引き受けないために必要最低限の給与を設定するものとする。
1. w=5、 b=10
2. w=15、b=10
3. w=15、b=20
4. w=20、b=10
5. w=20、b=20