第38問配点 2点
裁判上の自白に関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものはどれか。(解答欄は,[№41])
1. 売買契約に基づく代金請求訴訟において,原告が売買契約書を書証として提出し,被告が当該売買契約書が真正に成立したことを認める陳述をした場合には,裁判所は,当該売買契約書が真正に成立しなかったものと判断することができない。
2. 消費貸借契約に基づく貸金請求訴訟において,原告が被告との間で過去に別の消費貸借契約を締結したことを主張し,被告がこれを認める陳述をした場合には,被告は,当該陳述を撤回することができない。
3. 所有権に基づく動産引渡請求訴訟において,原告が,当該動産を所有していたAからこれを購入したことを主張し,被告が,原告の主張のうちAが当該動産を所有していたことを認める陳述をした場合には,裁判所は,Aが当該動産を所有していたことを判決の基礎とすることができる。
4. 土地の無断転貸による解除を理由とする賃貸借契約の終了に基づく土地明渡請求訴訟において,被告が合意解除を理由とする当該賃貸借契約の終了を認める陳述をした場合には,裁判所は,当該賃貸借契約の終了を判決の基礎としなければならない。
5. 所有権に基づく建物明渡請求訴訟において,被告が当該建物の占有は使用貸借契約に基づくものであると主張し,原告が被告の主張を援用して当該使用貸借契約の終了を主張した場合には,被告は,使用貸借契約に関する主張を撤回して,当該建物の占有が賃貸借契約に基づくものであると主張することができない。