司法試験短答式過去問演習

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2017年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第4問配点 3点

アナトリア半島で発祥したオスマン帝国は,皇帝スレイマン1世(壮麗帝)の治世に最盛期を迎えたとされる。その時期にオスマン帝国支配下にあった都市に関する記述として誤っているものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№4])
1. オスマン帝国とスペインはそれぞれ北アフリカに進出していたが,地中海の港湾都市アルジェはスペインに対抗するためにスレイマン1世に帰順した。その後,アルジェを本拠地としたイスラム教徒の海賊はオスマン帝国の東地中海支配に大きく貢献した。
2. 中世のバグダードは,シルクロード上に位置する交易の主要拠点であり,唐の長安と並ぶ世界最大規模の都市に成長したが, 13 世紀以降,幾度か外敵に侵略されて衰退していた。スレイマン1世は,サファヴィー朝ペルシアへの遠征の過程で,この都市を征服した。
3. 預言者ムハンマド(マホメット)の生誕地メッカと没地メディナはイスラム教の二大聖地である。スレイマン1世の父セリム1世は両都市を征服し,これによりオスマン帝国の皇帝はスンナ派のイスラム教の盟主の座を主張するようになった。
4. セルビア王国崩壊の後,ベオグラードはオスマン帝国のヨーロッパ侵攻を阻止する砦となっていたが,スレイマン1世によって征服された。その後,オスマン帝国領ヨーロッパにおける第二の都市として発展した。
5. 中東における東西長距離貿易の拠点都市ダマスカスは,スレイマン1世治世期にはシリア地域で最も繁栄する商都であった。スレイマン1世によってカピチュレーション(通商特権)を授与されたフランスを始めとするヨーロッパ諸国の商人は,こぞってダマスカスに居留した。