第31問配点 3点
日本における四季折々の天候と気象災害に関する次のアからオまでの各記述について,正誤の組合せを,後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№31])
ア. 春季には,日本海で低気圧が発達すると,日本海側各地でフェーン現象が起こり,火災が発生しやすくなることがある。そのようなフェーン現象が発生するとき,浜松(静岡県)と金沢(石川県)の 1000 hPa 面の気象を比較してみると,気温も相対湿度も,金沢の方が浜松よりも高くなる。
イ. 梅雨季には,梅雨前線が長江流域から西日本方面にかけて停滞することがしばしばある。梅雨前線の南側の下層大気は,気温と露点温度の差が小さく,非常に不安定な状態になっている。そのため,梅雨前線の南縁部には,西から東に線状に連なる積乱雲が現れ,地形効果も加わり,豪雨となることがある。
ウ. 夏季には,西太平洋で海面水温が 27 ℃以上の海域が広がっていると,その付近の対流圏下層で直径 1500 ~ 3000 km に達するような反時計回りの大きな渦が形成されることがある。その周辺部では台風が発生し,北上して日本へ上陸するものもある。
エ. 秋雨季には,西日本よりもむしろ東日本に秋雨前線が停滞しやすい。そして,紀伊半島南方や日本海へ台風が到来すると,黒潮流域から南北走向の線状降水帯が現れ,東日本各地,中でも山地の南側斜面で降水量が増え,洪水となることもある。
オ. 秋季には,次第にシベリア高気圧が発達し始めるが,そこから派生した移動性高気圧が日本を覆い,昼間は小春日和になる一方,夜間は放射冷却の進行のため,霜害が発生することもある。そのような秋晴れの日の早朝における気温は, 1000 hPa 面より 850 hPa 面の方が低くなる。
1. ア 正 イ 正 ウ 正 エ 誤 オ 誤
2. ア 正 イ 正 ウ 誤 エ 誤 オ 正
3. ア 正 イ 誤 ウ 誤 エ 正 オ 正
4. ア 誤 イ 誤 ウ 正 エ 正 オ 正
5. ア 誤 イ 正 ウ 正 エ 正 オ 誤