第16問配点 2点
行政裁量に関する次のアからウまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,正しいものに○,誤っているものに×を付した場合の組合せを,後記1から8までの中から選びなさい。(解答欄は,[№37])
ア. 公立学校の校長が行った学生に対する退学処分の適否を裁判所が審査するに当たっては,裁判所が校長と同一の立場に立ってした判断と校長がした判断との間に食い違いがあれば,当該処分は違法とされる。
イ. 国家公務員に対する懲戒処分について規定する国家公務員法第82条第1項は,懲戒権者に要件裁量を認める趣旨の規定であり,効果裁量を認める趣旨の規定ではない。
(参照条文)国家公務員法
第82条 職員が,次の各号のいずれかに該当する場合においては,これに対し懲戒処分として,免職,停職,減給又は戒告の処分をすることができる。
一 この法律若しくは国家公務員倫理法又はこれらの法律に基づく命令(中略)に違反した場合
二 職務上の義務に違反し,又は職務を怠つた場合
三 国民全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合2 (略)
ウ. 都市施設に係る都市計画決定に当たっては,当該都市施設に関する諸般の事情を総合的に考慮した上で,政策的,技術的な見地から判断することが不可欠であり,このような判断は,これを決定する行政庁の広範な裁量に委ねられている。したがって,裁判所は,行政庁が判断の過程において考慮すべき事項を考慮せずに都市計画決定を行ったことを理由に挙げて,当該決定を違法とすることはできない。
1. ア○ イ○ ウ○2. ア○ イ○ ウ×3. ア○ イ× ウ○4. ア○ イ× ウ×5. ア× イ○ ウ○6. ア× イ○ ウ×7. ア× イ× ウ○8. ア× イ× ウ×