司法試験短答式過去問演習

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2015年 司法試験予備試験 憲法・行政法

第12問配点 3点

地方自治に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。(解答欄は,アからウの順に[№22]から[№24])
ア. 憲法上の「地方公共団体」とは,沿革的に見ても,また現実の行政の上においても,相当程度の自主立法権,自主行政権,自主財政権等,地方自治の基本的権能を付与された地域団体であれば足り,共同体意識を持っているという社会的基盤が存在する必要はない。[№22]
イ. 憲法上の条例制定権は当然には罰則制定権を含まず,刑罰権設定は本来国家事務であり,条例中に罰則を設けるには法律の授権が必要であるが,条例は,行政府の命令と異なり,民主的立法であり実質的に法律に準ずるもので,条例への罰則の委任は一般的・包括的委任で足りる。[№23]
ウ. 地方公共団体は,地方自治の本旨に従い,その財産を管理し事務を処理し及び行政を執行する権能を有し,その遂行のためには,その財源を自ら調達する権能を有することが必要であるから,地方自治の不可欠の要素として,課税権の主体となることが憲法上予定されている。[№24]