司法試験短答式過去問演習

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2015年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第4問配点 3点

近代のヨーロッパ諸国にとって,国民国家の形成は極めて重要な政治課題であった。次の【年表】は,1871 年ドイツ帝国成立の推進力となった領邦プロイセンについて主に対外関係をまとめたものであるが,各下線部の出来事について説明した記述として誤っているものを,後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№4])
【年 表】
西暦(年)出来事
1701(1)プロイセン王国の成立
1756(2)七年戦争開始
1772(3)第一次ポーランド分割
1833(4)ドイツ関税同盟条約成立
1866(5)普墺戦争
1. 下線部(1)の出来事では,プロイセンは,スペイン継承戦争で神聖ローマ帝国皇帝の味方をする見返りに,王国に昇格した。この王国は,当時,神聖ローマ帝国の域外に位置しており,1701 年時点の領域の大半は,現在はロシアの領土である。
2. 下線部(2)の戦争に勝利したプロイセンは,シュレージェン領有を確実にしてヨーロッパの強国となった。また,プロイセンに味方したイギリスにとっては,インドや北米における植民地拡大の契機となった。
3. 下線部(3)で始まったポーランド分割は,プロイセン,ロシア及びオーストリアが共謀して,3度に分けて行われ,ポーランドは消滅した。プロイセンは,現在のバルト三国までを領土とした。
4. 下線部(4)のプロイセンが中心となって形成された同盟は,オーストリアを排除した形でドイツ地域の経済的統一を促し,その後のドイツ帝国成立に向けての重要な基盤となった。
5. 下線部(5)の戦争は,ドイツ統一に向けてのプロイセンとオーストリアの主導権争いの最終段階となった。この戦争に破れたオーストリアは,ドイツ統一から排除されて,ヨーロッパ東部の統治に専念することになった。