第18問配点 3点
労働市場においては,労働者が労働というサービスの売り手であり,雇用者がそのサービスの買い手である。横軸に労働者の労働供給量を,縦軸に労働 1 単位当たりの賃金率をとれば,余暇と労働所得の最適選択モデルを前提に,1 人の労働者について労働供給曲線を描くことができる。これに関する記述として最も適当なものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№18])
1. 労働供給曲線が右上がりであるところでは,次のことがいえる。賃金率が高いときは,余暇の相対価格が低いため,より長い時間を労働に当てるようになる。
2. 垂直な労働供給曲線は,労働供給量が賃金率に関わらず一定であることを表しており,労働者自身が最適な労働時間を決めている場合,労働供給曲線が垂直になることはない。
3. 賃金率が高くなると,余暇の相対価格が変化するだけでなく,所得効果も生じ,それが代替効果を上回るときには,労働供給は減少し,労働供給曲線の傾きは負となる。
4. 予期せぬ不労所得が労働者にもたらされたとき,労働供給曲線が左右にシフトすることがあるが,余暇と労働所得が正常財であれば,労働供給曲線は右にシフトする。
5. 一定水準Lを超えた超過労働分に割増賃金を設定すると,予算制約線がLで折れ曲がってしまうので,割増賃金導入によって労働供給をLにまで減らす労働者もいる。