第3問配点 3点
ヨーロッパ・地中海の歴史においては,ギリシャ・ローマ時代の古典作品が再評価される「ルネサンス」と呼ばれる現象が何度か確認できる。私たちが手にすることのできる西洋の古典作品は,こうした一連のルネサンスが繰り返されることによって現在に伝えられてきた。「ルネサンス」に関する記述として正しいものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№3])
1. カロリング朝のカール大帝は,イングランドからアーヘンに招へいしたアルクインら知識人をイタリアやビザンツ帝国に派遣することで,古典文献の復興とそれを用いた教育を進めた。
2. アッバース朝カリフのマームーンは,バグダードに知恵の館と呼ばれる翻訳センターを創設し,法学や倫理学に関するギリシャ語文献をアラビア語へ翻訳させた。
3. 12 世紀のスペインや南イタリアでは,古典古代の韻文や娯楽作品が,アラビア語やシリア語からラテン語へ大量に翻訳された。
4. 13 世紀後半に成立したパレオロゴス朝ビザンツ帝国では,ギリシャ語古典作品が熱心に研究され,帝国滅亡と相前後してイタリアに持ち込まれた。
5. 15 世紀のフィレンツェでは,銀行業の成功により都市の主導権を握ったフッガー家の庇護により,プラトンなどの古典作品を論じるプラトン・アカデミーと呼ばれる場が用意された。