第2問配点 3点
「何が善であるのか」,「何を為すべきか」,「いかに生きるべきか」,こうした問いに対して功利主義は,「社会全体の幸福の総和を最大にするような行為ないし制度・規則が善である」という「最大幸福の原理」と呼ばれる考え方を基礎において答えを与えようとする。最大幸福の原理の考え方に従ったものとして最も適切なものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№2])
1. 社会全体の幸福の増大を求めて行為すべきであり,もし単に利己的な意図で行為するのならば,その行為の結果がどうであれ,それは善い行為とは認められない。
2. 不幸な人がいない社会を目指さねばならない。それゆえ,社会的弱者をなくし,格差のない社会を実現するよう努力しなければならない。
3. 社会全体の幸福を増大させるためには,なによりもまず各個人の幸福を追求すべきであり,そのためには徹底的に利己的に行動することも必要となる。
4. 盗みを働くことや,嘘をつくことも,もしそれが社会全体の幸福の増大をもたらすものであるならば,それは善い行為と認めねばならない。
5. 同じ社会に属するメンバーはお互いを尊重し合わねばならない。そのため,他人がその人自身の幸福を追求することを妨げてはならない。