司法試験短答式過去問演習

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2010年 司法試験 公法系科目

第20問配点 2点

地方自治に関する次のアからウまでの各記述について,aはある見解を要約したものであり,bはそれぞれの見解から導かれる結論である。bがaの結論となるものには○を,結論とならないものには×を付した場合の組合せを,後記1から8までの中から選びなさい。(解答欄は,[№40])
ア.a.
地方自治の保障は,いわゆる「制度的保障」を意味し,憲法第92条にいう「地方自治の本旨」とは,国の法律をもってしても侵すことのできない地方自治制度の核心的部分の保障を意味する。
b.
この見解によれば,制度の現状が保障されるので,都道府県を廃止して,道州を導入することは,憲法第92条に反する。
イ.a.
「地方自治の本旨」とは,国の全域が法律で定める地方公共団体の区域に区分され,その各区域における公共事務が,多かれ少なかれ国から独立に,その地方公共団体の事務として,その住民の参与によって処理される体制を意味する。
b.
この見解によれば,立法政策の当否は別として,市町村だけを地方公共団体としたり,都道府県を統廃合したりすることが,「地方自治の本旨」に反するわけではない。
ウ.a.
憲法第92条及び第94条により,地方公共団体には自治権の一環として課税権が与えられている。地方公共団体の課税権に関する地方自治法第223条,地方税法第2条の規定は,それを確認している規定である。
b.
この見解によれば,地方公共団体の課税権の税源をどこに求めるか,ある税目を国税とするか地方税とするかなどについての具体化は,法律に委ねられている。
(参照条文)地方自治法
第223条普通地方公共団体は,法律の定めるところにより,地方税を賦課徴収することができる。
(参照条文)地方税法
第2条地方団体は,この法律の定めるところによつて,地方税を賦課徴収することができる。
1. ア○ イ○ ウ○2. ア○ イ○ ウ×3. ア○ イ× ウ○4. ア○ イ× ウ×5. ア× イ○ ウ○6. ア× イ○ ウ×7. ア× イ× ウ○8. ア× イ× ウ×