第18問配点 3点
条例と法律の関係に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。(解答欄は,アからウの順に[№34]から[№36])
ア. 憲法第92条に照らせば,地方自治の本旨に基づいて行われるべき地方公共団体による地方税の賦課徴収については,住民の代表である議会が民主的な手続により制定する条例に基づいて行ったとしても,行政権による専断的な課税を防止するという趣旨を害しない。したがって,憲法第84条にいう「法律」には条例が含まれる。[№34]
イ. 憲法第94条により,地方公共団体が条例を制定するには法律の根拠を必要とする。条例制定権の一般的な根拠を提供するのが「普通地方公共団体は,法令に違反しない限りにおいて第2条第2項の事務に関し,条例を制定することができる」と規定する地方自治法第14条第1項の規定である。[№35]
ウ. 憲法第31条により刑罰及びこれを科す手続は「法律」で定める必要があるが,この「法律」には,法律に限らず,その授権を受けた下位法令も含まれる。そして,条例は住民の代表である議会が制定する自主立法として法律に類するから,法律が相当程度具体的に限定して授権している場合には,条例により刑罰及びこれを科す手続を定めることができる。[№36]