司法試験短答式過去問演習

過去問と解説で知識を確認

2017年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第23問配点 3点

後天性免疫不全症候群( AIDS )は,逆転写酵素をもつ RNA ウイルス( HIV )の感染により引き起こされる。 HIV が標的細胞に侵入すると,逆転写酵素は RNA を鋳型として DNA を合成し,そのDNA は宿主細胞のゲノムに挿入されてゲノムの一部と化す。その挿入された DNA から子孫ウイルスのゲノムとなる RNA が転写され,ウイルスに必要なタンパク質等がつくられる。 HIV の逆転写酵素は校正能力(合成した DNA の塩基配列が正しいか確認し修正するはたらき)が低い。以上のことから導かれる HIV に関する推論として正しいものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№23])
1. HIV に対するワクチンの開発が困難である。
2. HIV に一度感染すると,生涯にわたって免疫が成立する。
3. HIV は RNA の代わりに DNA をゲノムとしてもつようになる。
4. HIV は薬剤耐性を獲得しにくい。
5. HIV ゲノムは進化が遅い。