司法試験短答式過去問演習

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2017年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第17問配点 3点

知的発見や発明は,自発的供給にまかせていては「過少」になりかねない。これは,市場の失敗の一例であるが,特許権制度は,その対策として有効と考えられている政策の一つである。特許権制度についての経済学的考察に関する記述として最も適切なものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№17])
1. 特許権制度には独占の弊害が伴う。その弊害の大きさは,発明に要した研究開発費用の大きさではなく,発明品や発明された技術の需要曲線の形状に依存する。
2. 発明された技術がすぐに陳腐化してしまう場合には,潜在的発明者に十分な経済的利益を担保するためにも,特許期間を長く設定する方が社会的には望ましい。
3. 知的発見が「過少」となるのは,その利用に競合性と排除性があるからである。
4. 特許権が認められるべき最適な期間は,発明に要する研究開発費用とは無関係に決定される。
5. 特許権制度の下では,特許権者は実施料を受け取る代わりに特許の実施を他人に許諾することができる。他人が特許を実施すれば,実施者が単一であっても独占の弊害は解消される。