司法試験短答式過去問演習

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2016年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第33問配点 3点

「平衡状態にある反応系で状態変数(圧力(全圧),温度,反応に関わる物質の濃度など)を変化させると平衡はその変化を打ち消す方向に移動する」というルシャトリエの平衡移動の原理に基づく記述として明らかに誤っているものを,次の1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№33])
1. 液体の水が電離する反応 H2O ⇄ H+ + OH− が吸熱反応なので,水のイオン積 [H+][OH−] は温度を上げると大きくなる。
2. 窒素と水素からアンモニアを合成する気相反応,N2 + 3H2 ⇄ 2NH3 は発熱反応なので,アンモニアを収率良く得るためには圧力を上げて温度を下げると良い。
3. ある容器中で二酸化窒素が四酸化二窒素に二量化する気相の発熱反応,2NO2 ⇄ N2O4 が平衡に達しているときに,温度を一定に保ったまま混合物を圧縮すると,四酸化二窒素の割合が増える。
4. ヨウ素と水素からヨウ化水素が生成する気相の吸熱反応,I2 + H2 ⇄ 2HI で,温度を一定に保ったままヨウ化水素の生成量を増やすためには,圧力を上げると良い。
5. エタノールと酢酸から酢酸エチルを合成する液相反応,C2H5OH + CH3COOH ⇄ CH3COOC2H5+ H2O では,通常触媒として少量の濃硫酸を加えるが,この硫酸が水を含んでいると酢酸エチルの生成量が減る。