司法試験短答式過去問演習

過去問と解説で知識を確認

2015年 司法試験予備試験 一般教養

42問中20問選択(1問3点・60点満点)

第1問配点 3点

現代社会において,人々の広汎な移動によって感染症が広まる危険性が指摘されている。近代社会に至る日本の歴史上でも,これまで多くの感染症と思われる疫病の被害が発生し,多くの人命が失われてきた。次のアからエまでの各記述は,いずれも歴史上の感染症(コレラ)の流行についての事例である。これらの記述を年代順に配列したものとして正しいものを,後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は,[№1])
ア. コレラの世界的な大流行の余波が日本に及んだ。これはベンガル地方で発生してから 5 年後のことであった。感染ルートは明らかではなく,対馬や九州,更に大坂・京に波及し「三日コロリ」などと呼ばれたが,箱根を越えて江戸で大流行することはなかった。
イ. 朝鮮で大規模な農民反乱が発生したため,ある国が軍隊を派遣し,この国と日本との間で戦闘が勃発した。これを契機に始まった戦争に従軍した日本の将兵が罹患し,帰国したことによって日本でもコレラが流行し,患者数は 5 万人を超え,4 万人を超える死者が出た。
ウ. コレラの世界的な流行が日本に及び,九州・四国地方から遠く箱館(函館)まで被害が広まり多数の死者を出した。その原因は国を開放したことにあると考えた日本人たちが外国人を敵視するようになったと,オランダの医師は記している。
エ. 長崎に入港した外国船の乗組員がコレラで死亡した水夫を大浦山地で埋葬した際に,これを手伝った者が発病した。九州一円から西日本だけでなく東北地方まで流行が及んだが,同時期の戦乱が平定され政府軍が凱旋するとき,この帰還兵によって感染が広がったとされている。
1. ア イ エ ウ
2. ア ウ エ イ
3. ア エ ウ イ
4. ウ ア イ エ
5. ウ エ ア イ