第6問配点 3点
居住・移転の自由に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。なお,関連判例がある場合には,正誤は当該判例の趣旨に照らして判断しなさい。(解答欄は,アからウの順に[№10]から[№12])
ア. 一定の伝染病の感染を防止するという目的から,都道府県知事が患者を強制的に隔離することは,居住・移転の自由における人身の自由の側面に向けられた直接的な規制といえるが,このような規制は,居住・移転の自由に対する必要な制約として是認される。[№10]
イ. 転出入の際に市町村長への届出義務を課することは,居住・移転の自由におけるプライバシー権の側面に対する間接的な制約であるといえるが,住民の利便の増進に役立つものであり,制約を償うに足りる公共の利益が認められるので,このような制約は許される。[№11]
ウ. 市町村長は,原則として転入届を受理しなければならない。ただし,市町村には住民の安全を確保する義務があるので,地域の秩序が破壊され住民の生命や身体の安全が害される危険性が高度に認められる場合には,転入届を受理しないことも許される。[№12]