第26問配点 3点
捜索・差押えに関する次のアからエまでの各記述につき,処分を受ける者である甲が各記述中の処分を拒否している場合に,事前に裁判官から発付された( )内の捜索差押許可状によって当該処分を行うことが許される場合には1を,許されない場合には2を選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。(解答欄は,アからエの順に[№49]から[№52])
ア. 被疑者甲が強姦の模様を撮影した写真があると脅迫して強姦の被害者から金員を恐喝した事件で甲方を捜索したところ,司法警察員が,甲方から未現像の写真フィルムを差し押さえたので,それを警察署において現像すること。[№49](差し押さえるべき物を写真フィルムとする甲方に対する捜索差押許可状)
イ. 被疑者甲がスーパーマーケットに農薬入りの食品を置いて同スーパーマーケットの経営者から金員を恐喝した事件で甲方を捜索中,司法警察員が,甲方の敷地内に甲所有の自動車があったので,その車内を捜索すること。[№50](差し押さえるべき物を農薬とする甲方に対する捜索差押許可状)
ウ. 被疑者甲が覚せい剤を譲り受けた事件で甲方を捜索中,司法警察員が,宅配便の配達員によって甲あてに配達され,立会人である甲が受領した荷物について捜索すること。[№51](差し押さえるべき物を覚せい剤とする甲方に対する捜索差押許可状)
エ. 被疑者甲が覚せい剤を所持した事件で甲方を捜索したところ,立会人である甲の支離滅裂な言動から甲に覚せい剤使用の疑いが生じたので,司法警察員が,甲から尿を採取するため,身柄を拘束されていない甲を甲方から採尿に適する最寄りの病院まで連れて行くこと。[№52](差し押さえるべき物を覚せい剤とする甲方に対する捜索差押許可状)